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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜53

「『チャドクガ』・『ドクガ』に続いては、同じく、刺される危険性があるケムシの『イラガ』です。『イラガ』の生息地は広く、現状、北海道から九州まで確認されています」

K様が教えてくれた『イラガ』の特徴を簡単に紹介すると、

・活動期間は初夏~秋
・幼虫は7月~10月頃に見られ、成虫は年1〜2回発生する(7月~8月の夏季が多く、大量発生する年だと9月~10月に確認される)
・幼虫の体長はおよそ25mmで、黄緑色の縞模様と背面に大きな黒褐色の斑紋があり、サナギで越冬する
・幼虫は、桜・ケヤキ・梅・カキ・ナシ・アンズ・薔薇科・カエデ類・ヤナギ類・クリ・クルミ・リンゴ・ザクロなど、多くの庭木や街路樹に生息する(秋は落ち葉に隠れてることもあるので注意)
・『イラガ』にはたくさんの種類がいて、たとえば同種の『ヒロヘリアオイラガ』は元々鹿児島市内でのみ採集されていたが、近年では関東地方でも確認されている
・『ヒロヘリアオイラガ』の幼虫も7月~10月頃に見られ、成虫は6月~7月頃と8月~9月頃の年2回発生する
・『ヒロヘリアオイラガ』の幼虫の体長もおよそ25mmで、サナギのまま越冬する
・黄緑色で背面中央に青色の縦帯があり、触覚のように2本のびている角の先端にはオレンジ色の斑点がある
・『ヒロヘリアオイラガ』の幼虫は、『イラガ』と同様に多くの庭木や街路樹に生息する(秋は落ち葉に隠れてることもあるので注意)

などである。

「『イラガ』・『ヒロヘリアオイラガ』共に、それらの幼虫を覆う全身のトゲには、そのすべての先端に毒液を含みます。刺した瞬間、それを一気に相手に注入するので、強烈な痛みを覚えるそうです。その痛みから、『イラガ』は別名『デンキムシ』や『ハチクマ』などともいわれてます」

K様の表情から、その深刻さが嫌というほど伝わってきた。
渋面を作っている私に、K様が畳み掛ける。

「その痛みを例えるなら……感電したかと思うほどの痛みだったり、焼いた鉄を押し当てられたような痛みなどと表現されるくらいです」
「うげえ……。そういった類の痛み経験はありませんが、できれば一生味わいたくないですね……」
「同感です。刺された場合の症状としては、皮膚に水疱状の炎症を生じるらしく、鋭い痛みは数時間程度、腫れと痒みは一週間程度続くケースがあるそうです」
「それは、しんどいですね……」
「『イラガ』の卵をつぶしたり触れたりしただけでも、かぶれることがあるので要注意です。それと、種類によっては繭に毒毛を付けているものもいるといいます」

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉