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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜54

『イラガ』や『ヒロヘリアオイラガ』などのトゲに刺されると猛烈な痛みを伴った症状が出ることは、前回ブログ『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜53』で紹介した。
では、万が一刺されてしまった際の対処には、どういう方法が適しているのか。
K様の見解は、こうだ。

「なにはともかく、刺さったトゲと流し込まれた毒液を流水で洗い流すことです。目に入ってしまった場合も然りですね。トゲは微小なので見つけにくいかもしれませんが、手で払ったりこすったりしてしまうと余計にトゲが食い込んでしまい、後の症状悪化に繋がってしまいますから、それだけは避けた方が良いでしょう」
「それでも取り除けないトゲは、どうしたものでしょう?」
「目に入り込んでしまっているトゲの除去はそれ以上は無理なので、速やかに病院で治療を受けるほかありません。皮膚に残っているトゲは、『チャドクガ』や『ドクガ』に刺されてしまった場合のように、粘着カーペットクリーナーやガムテープなどを使用して除去を試みます(詳細は、『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜50』を参照)」
「その後は?」
「症状が軽い場合は、市販の虫刺され治療薬を塗るだけで良いかもしれませんが、酷い症状の場合には皮膚科に直行するべきです。痒みで掻いてしまうと、やはりトゲがより深くに入り込んで、悪化の原因になってしまいますので」

『イラガ』が持つ毒は、ヒスタミンを始めとする種々の酵素を成分とした非酸性らしい。
よって、それを中和するために、抗ヒスタミン剤やステロイド剤を含む軟膏を塗ることが効果的だという。
民間療法でいうと、アロエの葉の汁を含ませたガーゼなどを塗布することも有効性があるそうだ。

また。
『チャドクガ』・『ドクガ』同様、『イラガ』の毒の主成分は熱に弱いタンパク質なので、50℃以上の熱を加えれば、その毒成分を分解できるという。

私は質問を続けた。

「『チャドクガ』・『ドクガ』みたいに、『イラガ』の幼虫は、葉の裏側にいることが多いのですか?」
「そうですね。『イラガ』は葉の裏側に卵を産み付けます。その数は、一度に20個~30個だそうです。それらが一気に孵化して幼虫が出てくるわけですが、彼らはその後、群生して行動します。故に、一匹でも見かければ、その付近の葉の裏側には無数の幼虫が群れを成していることでしょう」

いやはや……。
想像しただけで、鳥肌ものだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉