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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜67

さて。
今回のブログでは、秋の犬様のお散歩にまつわることに関連して、紫外線を取り上げたいと思う。

相も変わらず、天気や気温の変動が激しい日々が続いているが、夏場の暑さはさすがにもう姿を消している毎日だ。
その意味では暑さ対策は落ち着き、体感としても過ごしやすくなったのは間違いない。

「とはいっても、秋の紫外線対策に油断は禁物ですよね」

ベテランドッグトレーナーや動物行動学に詳しいK様は、私の意見に同調してくれた。
私も、K様のその言葉に意見を重ねた。

「秋の紫外線量は、3月・4月頃と同じくらいだそうですからね。しかも、春夏に比べて秋は空気が澄んでいるので、皮膚に紫外線が直接届きやすいので注意が必要ですよね」

当然ながら、紫外線は私たち人間だけではなく、犬様や猫様にも影響を及ぼす。
それは、良くも悪くも、だ。

たとえば。
紫外線が犬様や猫様に与える良い影響の一つとしては、ある種の皮膚病に効果があるという面だ。
紫外線による殺菌効果で皮膚の殺菌に繋がったり、秋から冬の時期に症状が出やすいカビや菌などに効果が期待できるという。
そのような皮膚病を患っている犬様・猫様は、日中に20分程度の日光浴がおすすめだそうだ。

また。
その量はわずかであるというが、紫外線は『ビタミンD』(詳細につきましては、『ペットフード 59』・『ペットフード 60』・『ペットフード 61』などを参照)の体内生成にも働きかける面を持つので、適度な日光浴は良いといえるだろう。

ホルモンを正常に保つという側面も、紫外線を浴びることの良い影響の一つである。
紫外線を浴びることで、精神安定・記憶力維持・運動能力の維持に繋がる『セロトニン』というホルモンが分泌される。
これは、私たち人間にも当てはまることだが、『セロトニン』の分泌量が少ないと、精神が不安定になってしまう。
結果、鬱病を発症してしまうケースも少なくないらしい。

同様の理由で、ペット様の精神面に影響が出てしまう危険性が潜む。
犬様における一例でいえば、特段のきっかけがないのに、よく吠えるようになったりする。
ほかにも、興奮しやすくなったり、暴れて噛みついたりしてしまう場合も考えられる。
なので、日光浴不足は無視できない事柄だ。

余談だが、そういった問題行動が出た故、ドックトレーナーにお願いする飼い主様がいる。
しかしながら、日光浴不足が原因であるならば、どんなトレーニング方法を用いても改善されるわけがない。
にもかかわらず、机上の理論に縛られ、やれ『ご褒美のおやつをあげることで改善できます』を繰り返すドックトレーナーが多いこと多いこと……。

そんなドックトレーナーがあまりに多い現状も嘆かわしいが、飼い主様も、ペット様の日光浴不足を疑ってみる目を持って頂ければと思う。
春夏には上記のような問題行動を見せたことがなかったのに、『この時季になって吠えることが多くなった』・『秋冬に興奮する時が多くなった』などの素振りを見せる犬様は、もしかしたら日光浴不足が関係しているかもしれない、と。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉