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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜77

”日本紅斑熱”も、”マダニ”が媒介する人畜共通感染症(ズーノーシス)の一つとされる。
”リケッチア”と呼ばれる病原体が原因で、頭痛・高熱・倦怠感・関節痛・紅斑などの症状が、私たち人間に見られるという。

犬様・猫様では、抗体価の上昇が確認されている。
しかし、発症するかどうかは研究途上だそうで、まだまだ不明点も多いらしい。
とはいえ、注意するに越したことはないだろう。

ほかには、”野兎病”、”Q熱”、”ダニ媒介性脳炎” 、”SFTS(重症熱性血小板減少症候群)”なども、”マダニ”が媒介する人畜共通感染症(ズーノーシス)だといわれている。
ものによっては、”日本紅斑熱”と同様に、犬様・猫様の発症例が不明確な感染症もあるが、とにもかくにも”マダニ”には気をつけるべきである。

ご参考までに。
”ダニ”類にもよるが、一般的には、吸血開始から48時間以内であれば、病原体が媒介する危険性は低いといわれている。
なので、”ダニ”類を発見した場合、素早い対応を実施すれば、被害が最小限に抑えられるかもしれない。

また、『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜74』でもお伝えした通り、涼しくなったこの時季においても、”ノミ”類には要注意だ。

犬様・猫様に寄生した”ノミ”類は吸血するだけではなく、様々な病気を引き起こす。
たとえば、”ノミ”類に刺されると、その唾液がアレルゲンとなり、強い痒みを伴う”アレルギー性皮膚炎”が発症する。

”ノミ”類の体内に”瓜実条虫”の幼虫が入り込んでいる場合では、刺されると、下痢や体重減少などが心配される”瓜実条虫症”を発症してしまう。
犬様・猫様に付着した”ノミ”類を潰すことだけでも感染してしまうケースがあるそうだ。

そのほかにも、

・吸血による貧血
・毛づやの消失
・掻き傷による化膿性皮膚炎

などが想定されるので気をつけたい。

”ノミ”類の寄生によって、私たち人間に心配される病気としては、”猫引っかき病(バルトネラ症)”がある。
”ノミ”類が媒介する”バルトネラ菌”が原因とされていて、猫様に引っかかれたり咬まれたりすることで感染してしまう。
症状としては、リンパ節の炎症・発熱があげられている。

犬様・猫様と同じように、”ノミ”類に刺されると、その唾液がアレルゲンとなって強い痒みを伴う”ノミ刺咬症”を発症したり、”瓜実条虫症”を発症したりもする。

ちなみに。
”ノミ”の種類によっては、温度が13℃以上あれば、活性化するらしい。
となると。
万が一、家の中で”ノミ”類が繁殖してしまった場合、暖房設備が整っている現代では、ほとんど一年中、”ノミ”類に注意が必要といえるだろう。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉