新着情報

昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜79

「”ノミ”や”ダニ”の成虫を駆除しただけでは不完全であることは、前回ブログ『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜78』で書いた通りである。
にもかかわらず、適切な対処をしておかないと、寒い季節をまたいで卵からかえったそれらに再び寄生されてしまう恐れがある。
昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜77』の文末でいったように、今一度注意を促しておくが、暖房設備が整っている現代では、ほとんど一年中、”ノミ”に注意するべきだ。

”ノミ”にとって温度や湿度が最適な夏場は、だいたい2週間〜3週間で生態サイクルを繰り返す。
だが、寒い季節になると、それは長くなる。
つまり、卵・幼虫・蛹の形態で暖かくなる時期を待ち、適温になったところで成虫になるわけだ。
そして、犬様・猫様に再び寄生する。
実際問題、日頃から懇意にして頂いている獣医師の方が仰るには、真冬であっても、”ノミ”の寄生被害に遭う犬様・猫様が少なくないという点も見逃せない。

「ボクがこれまでに接してきた犬猫の中にも、”ノミ”に再び寄生されたケースが多々ありました。飼い主としては、『駆除したはずなのにどうして……』と首を傾げるわけですが、それは駆除に関係なく起きると知っている方が少ない現状があります」

K様の言葉に頷き、私も言葉を重ねた。

「確かにそうですね。”ノミ”の駆除剤を投与していたとしても、ものによっては、”ノミ”が再び付着しないような忌避効果がないものがあることをご存じない飼い主様がいらっしゃいます」
「それだと、再び”ノミ”に寄生されてしまう可能性が否定できませんよね……」

K様は小さく唸って、続けた。

「ご存じないといえば、ボクが過去に接した飼い主で、こんな方がいました。『ちょくちょく”ノミ”取りシャンプーをしているから平気』だというんです」
「それは勘違いですよね。シャンプーをしても、”ノミ”は毛の根元に隠れたり、逃げ回りますものね」
「ご指摘の通り、シャンプーだけで完全駆除は難しいです。それに、そういったシャンプーを使用しての”ノミ”駆除効果は、駆除成分が犬猫の皮膚にずっと残るわけではないので、持続性が期待できません。だから、その効果を失った時期に、再び寄生されてしまう可能性があるでしょう」
「洗いすぎによって皮脂を取り除き過ぎると、逆に、皮膚や被毛を痛めるし、体臭がきつくなるリスクもありますしね」

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉