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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜80

”ノミ”に寄生されてしまう可能性にまつわることで、飼い主様が勘違いしているものに、『洋服を着せているから平気』という考えがあることをK様は指摘した。

「結論からいえば、たとえ犬猫に洋服を着せていたとしても、”ノミ”や”ダニ”の寄生は完全に防げません。”ノミ”や”ダニ”は、寄生しようとしている動物が発する振動・熱、吐き出す二酸化炭素に反応するからです。それらを感知して飛び付くわけですから、洋服はさして役立ちません。全身をくまなく覆うような洋服はありませんし、あったとしても、犬猫が嫌がるに決まっていますし」
「そうですよね。犬様・猫様の肢体や顔を含めた頭部は覆い隠せない以上、それらの部位から”ノミ”や”ダニ”は付着しますよね」
「そうなれば、毛の奥に入り込んで、皮膚の柔らかい箇所などへ容易に移動できます。なので、洋服を着せるだけでは、駆除対策として不充分というわけです」

K様の経験談は続いた。

「犬猫を『ほとんど外出させないから平気』という考えも間違っています。大前提として、犬に関しては、お散歩に連れて行かないこと自体が問題です。さらにいえば、”ノミ”や”ダニ”に寄生される危険性は、お散歩中だけに限らず、室内でもあり得るわけですし」

それは、そうだ。
飼い主様が、外出先から”ノミ”や”ダニ”を持ち帰る可能性もゼロではない。
また。
たとえば、すでに”ノミ”・”ダニ”に寄生されている外猫様が庭などに現れた場合、網戸越しの接触であったとしても、寄生される可能性がある。

「お散歩中にすれ違うべつの犬や外猫が、実は”ノミ”や”ダニ”に寄生されているかもしれないので、不用意な接触も控えるべきでしょう」

そう話したK様に、私も付け加えた。

「飼い主様によっては、アロマやハーブの香りで”ノミ”・”ダニ”の対策予防をなさっている方もいますよね。確かに、”ノミ”・”ダニ”予防薬によっては副作用が心配されるものがあるので、それらを嫌って、天然素材の虫よけスプレーを使用するのも一つの方法です。ただ、それによって、”ノミ”や”ダニ”を駆除できると勘違いなさっている方をたまに見かけます」
「あくまでも、その香りが虫よけにある程度役立つだけなので、それは困ったものですね」

K様は小さく唸って、話を足した。

「複数の犬猫を飼っている場合にも要注意です。仮に一匹の身体に”ノミ”または”ダニ”を発見した時は、同居しているほかの個体にも寄生してしまう可能性が高いからです。なのに、その一匹だけの駆除で安心しきってしまう飼い主がいます」

”ノミ”や”ダニ”の寄生を見つけた一匹だけに限らず、同居しているすべての犬様・猫様にそれらの駆除が必要なのはいうまでもない。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉