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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜85

「秋に流行する犬の感染症には、”フィラリア”のほかにもあって、その代表例としては、通称”犬ジステンバー”と呼ばれる、”ジステンバーウイルス感染症”があります」

K様が挙げたそれは、動物医療が進んでいる現代においても、大規模な流行が時折ある。
”ジステンバーウイルス”の潜伏期間は、およそ5日以内だといわれている。
とくに、子犬様が感染しやす傾向にあるそうなので、注意が必要だ。

症状としては、一見すると風邪に似ていて、感染後5日以内に高熱や咳などが出るが、一旦緩和することがある。
ところが、一週間位経った頃には脳に感染している場合があり、全身痙攣・運動障害・神経症状などを発症する。
しかも、治療で症状が治まっても、その多くに後遺症が残るらしい上、死亡率も決して低くはない。

感染経路としては、”ジステンバーウイルス”に感染している犬様のくしゃみや咳から飛沫感染するので、直接的な接触はおろか、間接的な接触にも要注意だ。
それを考えれば、予防方法としてのワクチン接種が不可欠である。

”犬パルボウイルス感染症”の流行にも、この時季に気をつけたい。
それに感染してしまうと、”ジステンバーウイルス感染症”と同様に、はじめは風邪に似た症状(扁桃腺の腫れ・咳・くしゃみ・鼻水・発熱)が見られる。
そのまま悪化すると、下痢・嘔吐・食欲不振などの症状が現れ、どんどんと衰弱していく。
とくに、子犬様の場合は重症化する傾向にあり、死亡率が高くなるので注意が必須だ。

感染経路としては、こちらも”ジステンバーウイルス感染症”と同じで、”パルボウイルス”に感染している犬様のくしゃみや咳から飛沫感染するので、直接的・間接的な接触は禁物である。
また、便・尿・唾液といった排泄物や分泌物からも感染する。

しかも、”パルボウイルス”は伝染力が強いウイルスなので、普通の消毒では殺菌が出来ない。
よって、あらかじめのワクチン摂取で予防する必要が絶対だ。

呼吸器系に障害をもたらす”犬パラインフルエンザ感染症”・”犬伝染性肝炎”・”レプトスプラ症”などにも気をつけなければならない。

秋に流行する猫様の病気でいえば、”猫風邪(上部気道感染症・猫カリシウイルス・猫ウイルス性鼻気管炎・クラミジアウイルスなど)”や”猫ジステンパー”が心配される。
伝染性以外では、寒さのせいで落ちる水分摂取量が原因となりやすい”尿石症”も懸念されるので、それぞれの病気に対して、しっかりとした予防対策を怠らないようにしたい。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉