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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜97

「防寒対策としてケージの中に毛布やフリース素材のブランケットなどを敷いた場合に、注意した方がいいことがあります」

それは、動物行動学にも明るいベテランドッグトレーナであるK様らしいご指摘だった。

「いくら、毛布やフリース素材のブランケットなどをきちんと整えて敷いても、犬によってはぐちゃぐちゃにしてしまうケースがあります。ですが、それを叱ったりしないよう気をつけるべきです」

犬様のその行動は、巣作りの習性だという。
だとするならば、当然、悪気があっての行動ではないといえる。

にもかかわらず叱ってしまえば、犬様は混乱するばかりだ。
下手をすると、せっかく防寒対策としてそれらを敷いたのに、”叱られるから”と近寄らなくなる可能性があるかもしれない。
つまりは、ネガティブな記憶を強化する羽目になってしまうというわけだ。
そうなってしまうと、元も子もない。

続いてK様は、湯たんぽの活用について話し始めた。

「湯たんぽで暖をとるのも、悪くない工夫の一つだといえます」
「毎回のお湯の用意を面倒がる飼い主様がいらっしゃいますが、今の時代は、レンジで温めるだけで、一定時間の保温が可能なペット用の湯たんぽも売られていますよね」
「はい。それにはちゃんと、ペットが危なくないような工夫がされています」
「湯たんぽの使用上の注意としては、どんなことがあげられますかね?」
「やはり、イタズラ対策でしょうね。丸裸の湯たんぽをケージの中に直接入れてしまうと、犬がかじってしま危険性があるので、イタズラ好きな犬の場合は湯たんぽをタオルなどで包んだ上、ケージ外の届かないところに設置する方がいいかもしれません」
「となると、はじめて湯たんぽを使用する際は、飼い主様が犬様の様子を見ていた方がいいですね」
「ええ。何事も念には念を、です」
「湯たんぽの活用メリットとしては、どんな点がありますか?」
「レンジで温めるだけなので、電気代が、さほどかからない点ですね。電源を必要とする他の暖房器具とは違い、設置したケージの近くにコンセント差し込み口がないケースでも使えますし。良い傾向として最近では外飼いの犬は減りましたが、もしも未だに外飼いの場合でも、程よい位置に電源を確保するのはなかなか難しい場合がありますので、やはり湯たんぽが役立つでしょう」

K様のご意見に付け加えるならば、湯たんぽは携帯性に優れている点も見逃せない。
たとえば、動物病院への通院などで外出する際に、キャリーバックの底に敷いておけば、ちょっとした防寒対策になる。

ちなみに。
熱すぎないお湯をペットボトルに入れて、新聞紙・タオル・布などで包めば、簡易的な湯たんぽとして使用できる。
靴下を被せるのもありだ。

いずれにせよ。
湯たんぽは高温になり過ぎない利点があるが、長時間の保温には不向きなのでご注意願う。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉