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昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜98

湯たんぽ使用の防寒対策に続いて、暖房器具類の使用についてのお話をK様は始めた。

「先ずは、ケージの床面に設置するペット用ヒーターについてですが、それの使用も防寒対策の一つと成り得るでしょう。ですので、使用するのは悪くはありません」
「『悪くはない』ということは……なにがしかの心配な点があるということですね」
「はい。低温やけどに注意が必要です。とくに、限られたスペースしか動ける場所がないケージの中での使用時には要注意です」
「ケージ内だけに限らず、サークル内やクレート内、キャリーバック内やハウス内などでの使用を含め、ペット様用ヒーターを床全面に敷いている飼い主様が少なくないですものね。もちろん、ペット様が少しでも寒くないようにとの愛情が故でしょうが」
「そうですね。ただし、床全面に敷いてしまうと、ペットは熱せられた状態のままになってしまいます。そうなってしまえば、運よく低温やけどを免れたとしても、体温調節機能に異常をきたしてしまう懸念があります。ですから、ペットが暑いと感じた際に逃げ場があるように敷く必要があるわけです」
「それらの危険性を防ぐためにも、ペット様用ヒーターを購入なさる場合は、使用検討場所の床面よりも小さなものを選ぶようにすべきですね」
「あとは、使用時の注意ですね」

思い当たる節があるのだろう。
K様は渋い表情を浮かべて、続けた。

「これも少なくないのですが、ペット用ヒーター本体をむき出しのまま使用しているケースが見受けられます。ですが、それは推奨できません」
「ペット用ヒーターによっては、確かに滑りやすいものがありますものね」
「なので、専用カバーやタオルなどで、ペット用ヒーター本体を包んで使用する方が安全です」
「安全第一の観点でいうと、ペット用ヒーター本体に繋がる電源コードにも気をつけたいですよね」
「はい。ある程度しっかりとしたペット用ヒーターであれば、ペットがかじったり引っ掻くなどのイタズラをしても耐えられるように安全対策が施されてはいます。それでも、百パーセントを保証するものではありません。気づかぬ内、または留守番中に、ペットが破壊して感電してしまう可能性があるので、充分に気を配る必要があるでしょう」
「最悪の場合、感電死してしまうケースもありますものね……」
「安全第一を怠るという点でいえば、人間用に売られている座布団サイズの小さなホットカーペットを、ペットに使用している飼い主がいることには感心できません」

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉