新着情報

氾濫する情報 5

氾濫する情報 1』で書いた、『〇〇〇のやり方で、迷子だったペットが見つかった』という迷子ペット様捜索の類についても要注意だ。
インターネット上には、過去にペット様を逃がしてしまった飼い主様が書いたブログ記事が多数ある。

ただ。
実際のところ、それらの多くは日記程度の記録なので、いざ捜索をしなければならなくなった際の参考にはならないと考えておいた方がいい。
迷子ペット様についての情報拡散願いや、飼い主様の心情ばかりが綴られていて、実施している捜索内容については具体的に触れられていないからである。

とはいっても、だ。
中には、膨大な量の記録を綴り、どのような捜索を実施したのかを詳細に紹介しているブログ記事も存在する。
こちらについていえば、はじめて捜索をしなければならない状況に直面した飼い主様にとっては、全部とはいかないまでも、要所要所でいくつか参考になる部分もあるだろう。

それにしたって覚えておいて頂きたいのは、迷子ペット様捜索に同じものは二つとして存在しない、という点だ。
迷子になってしまったペット様の種別・性格・生活環境はさることながら、迷子になってしまった場所の立地環境や迷子になってしまった時の逸走状況など、それらすべてのケースが個別案件毎によって違う。
加えて、実際の捜索に当たれる人間の数・捜索を実施できる時間帯などにも差がある。

つまるところ。
迷子ペット様捜索方法に関しての絶対的なバイブルとなる記事は存在しないのだ。

相当な数の捜索経験を有するプロの私からいわせれば、過去にペット様を逃がしてしまった経験があったとしても、その飼い主様が書いたブログ記事を100%頼りにして捜索に当たるのは推奨できない。
ブログに書かれた捜索内容がたとえ正確だったとしても、結局は、そのケースのみで有効だったにすぎず、ほかのケースでも無事発見・保護が約束されるわけではないからだ。
しかも、その記事を書いた執筆者には責任が伴わない。
だから、鵜呑みにした飼い主様が捜しているペット様が見つからないからといって、知ったことではないのである。
これらのことについては、得体の知れない誰かがインターネット上に挙げた記事、”おしゃべり情報”などにもいえることであろう。

車に轢かれてしまったり虐待を受けたりなど、下手したら命を失ってしまいかねない危険が、迷子になってしまったペット様には付き纏う。
だからこそ、飼い主様自らが、迅速かつ効率的な捜索を実施することが必須だ。
そうやって地道に捜索を継続し、得た情報を基に適切な捜索範囲を絞り込んでいくことが、ひいては、迷子ペット様の無事発見・無事保護の確率を高めることに繋がるのだから――

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉