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深く考えさせられる問題 2

過去ブログ『深く考えさせられる問題 1』で紹介した記事を読んで、当ブログ読者の方々はなにを感じたであろうか。
ご自身が育った世代や地域、教育現場によっても差があるかもしれないが、当該記事を読んだ私の感想としては驚きが先行した。

私自身が通っていた小学校には、当時、”緑の教室”という名の敷地が設けられていて、そこにはウサギ小屋や鳥小屋などがあった。
その敷地にはちょっとした池もあり、様々な水生生物が棲息していた。
木々も豊富で、昆虫の類も多かった。
学校だけではなく、少し足を延ばせば、森や川や野山など、豊かな自然が残る場所も少なくない地域であった。

おかげで、自然の生き物たちが身近に生きる環境で幼少時代を過ごせた記憶が残っている。
川辺や野山を駆けずり回り、魚釣りや昆虫採集に没頭した日々。
それらを飼育することを通して得た様々な経験は、今も心に色褪せてはいない。

”緑の教室”での経験も然りである。
リス・ウサギなどをはじめとする小動物類や、ニワトリ・孔雀・インコなどの鳥類、カメ・ザリガニ・コイなどの水生生物類の観察や飼育を通して命を学ばせてもらった。
動物園や水族館に行くよりも、生物のリアルな生き様に触れる機会に恵まれていた。
大人になればなるほど、そうした体験の数々に感謝を抱くようになり、懐かしむ今日この頃だ。

そんな体験を有する私が目にした当該記事である。
驚きが先行してしまう感想を持つのは、理解して頂けるであろう。

”緑の教室”で生きる生物たちのお世話は、全校生徒の当番制であった。
もちろん、低学年と中学年と高学年とでは、やれることが違うので、それぞれに見合ったお世話内容である。
夏休み・冬休み・春休み・年末年始・ゴールデンウイークなどに入っても、生徒たちは代わる代わる”緑の教室”を訪れ、エサや水の補充、小屋や池の掃除などを行っていた。
その際には、生徒や生物たちが危険な目に遭わないよう、先生方や用務員の方も当番制で必ず付き添っていた。
とりわけ、用務員の方は生物たちに関する知識が豊富で、色々な話を聞かせてくれたり、教えてくれたりした。

今振り返れば、だ。
用務員の方は、職務で私たち生徒に付き合っていたのではないと思う。
単純に生物を愛し、当然のように生徒たちを気遣う一心で、ほとんどボランティアとして付き合ってくれていたに違いない。
そうでなければ、いつの日でも学校で見かけるわけがないはずだ。

とにもかくにも。
私たち生徒の多くが、用務員の方のおかげもあり、生物に関する貴重な体験を積むことができたのである。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉