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深く考えさせられる問題 3

過去ブログ『深く考えさせられる問題 1』で紹介した記事の話に戻せば、当該記事を取り扱った記者や、同記事内で紹介されている”兵庫県学校動物サポート協議会”と同様、私としても驚きと共に危惧を覚えざるを得ない。
飼育に関する無知が、小学校や幼稚園などの教育現場で飼育されている動物たちに健康被害を与えてしまうことはもちろん避けたいことだが、動物に関する知識や経験を養えない子どもたちの未来を憂うばかりだ。

動物たちを苦手としていたり、アレルギー反応を発症してしまう子どもたちもいるので、確かに配慮は必要であろう。
無理強いによる接触は、動物たちにも子どもたちにも、ネガティブな結果を招くのは想像に難くない。
ならば、一切関わらなければいいのか――
それは違うと、個人的には思う。

無論、子どもたちの心身に支障を来たすやり方には賛同できない。
『苦手でも我慢しろ』などという精神論を声高に掲げ、動物たちとの接触を子どもたちに押し付けるのは、非生産的なやり方であるし、アレルギー反応を発症してしまう子どもたちに至っては、動物たちとの接触をきっかけに、重篤な健康被害を及ぼしてしまう危険性があるので、より慎重になるべきであろう。

だからこそ、である。
子どもたちに、どのようにして、動物たちに関する知識や経験を学べる機会を与えるか――
それが重要となってくるわけだ。

その点において、同記事内で提起されている問題解決のために行動を起こした”兵庫県学校動物サポート協議会”の活動には、個人的には心から敬意を抱く。
とりわけ、教師を目指す教育学部の学生たちに対して、実物のウサギを用いた動物飼育の体験授業を行ったり、小学校などで教師を対象に動物の飼育方法についての研修を行っている活動は、動物に関する知識や経験がない子どもたちの未来に光を当てるものとなるはずだ。
活動の継続には苦労や困難も伴うであろうが、今後も試行錯誤を繰り返しながら、是非とも続けていってもらいたい。

さて。
子どもたちが動物に関する知識や経験を得るには、”兵庫県学校動物サポート協議会”のような活動と並行して、遠くない将来に、実際の教育現場に身をおくことになる教育学部の学生たちの存在(当然ながら現役教師も含む)が鍵になるのは間違いない。

だがしかし、それ任せでは限界があるだろう。
現代の教育現場では、様々な場面において教師の負担が大きくなり過ぎている、という問題が叫ばれているからだ。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉