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深く考えさせられる問題 4

『過去ブログ『深く考えさせられる問題 3』の文末で書いたように、現代の教育現場では、様々な場面において教師の負担が大きくなり過ぎている、という問題が叫ばれているわけだが……。
この要因の一端には、所謂”モンスターペアレント”と呼ばれる人たちの存在を無視できない現状がある。
日々の業務で手一杯の中、”モンスターペアレント”から理不尽且つ常軌を逸した攻撃を受ける教師の方々の心情を慮れば、行政なり社会なり精神科医などを含めた良識ある人間たちによるサポートを借りた、喫緊の対処が望まれる。

”モンスターペアレント”問題をこのまま放置してしまうと、彼らの理不尽且つ常軌を逸した攻撃が、教師の心身をどんどんと追い詰めていく。
そうなればなるほど、教育現場の可能性を狭めていく結果になってしまうのではないか、と私は憂慮の念を禁じ得ない。
”モンスターペアレント”の存在に怯えて余裕をなくした教師が、はたして、動物飼育のことまで考えた教育を実践できるのだろうか――
”モンスターペアレント”から、

「動物と接触させると、うちの子に菌がうつって汚い!」
「うちの子はべつに、一生、動物と接触させるつもりはないから、動物飼育なんて止めろ!」

などという言葉を突きつけられてしまえば、余計な負担を背負わされるのを嫌って、教師は動物飼育を避けるようになるだろう。
そうなってしまえば、やがて、教育現場に動物の姿はなくなる。
同時に、子どもたちが動物に関する知識や経験を養える機会を逸してしまいかねない。
気軽に自然環境と戯れる場所が残されていない以上、コンクリート化した都会で育つ子どもたちはとくに、動物に関する知識や経験に乏しくなるばかりだ。

上記のような危険性を孕んでいる現状があるにもかかわらず、教育に関する責任と権力を担う文科省の危機意識は、今尚、薄い。
当該記事内容を借りれば、

”教職員免許法では教師になるための学位などは定められているが、個別のカリキュラムについては規定がなく、文科省の担当者は「動物の飼育方法を学ばせることについては、各大学の担当教官に任せているのが現状」と説明した”

とある。
こんな現状では、動物の扱い方を知らない教師が減ることに期待を持てない。

文科省の危機意識の薄さを少しでも補おうと、日本獣医師会は、学生や教師に動物の飼育方法について学ばせる環境整備に働きかけを行っているそうだが、抜本的な対策となるとやはり、教育に関する責任と権力を担う文科省に即刻重い腰を上げて頂くことが必須であろう。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉