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深く考えさせられる問題 8

『ウサギは高いところまで持ち上げてはいけない』
『ウサギが驚くのでむやみに騒がないように』

このような指導を受けないと理解できない学生が増えているということについては、前回ブログ『深く考えさせられる問題 7』で語った通りである。
また、想像力を有しない学生(否、学生に限らず、社会人の中にも多数存在する)が確実に増えている点にも触れた。

想像力の欠如問題は、子どもへの情操教育が主目的でペット様を飼い始める親たちにも広がっている印象がある。
総じて、そのような親たちは、迎えたペット様に関する知識が乏しい。
たとえば、

・個々のペット様への安全な触れ方及びペット様が嫌がらない触れ方
・個々のペット様にとって安全な抱きかかえ方及びペット様にとって負担にならない抱きかかえ方
・個々のペット様に適した食事量及び給餌方法
・個々のペット様に適した運動方法及び運動量
・個々のペット様に適した飼育環境
・個々のペット様に対する注意すべき病気

などを把握していない、もしくは勘違いしている、もしくは勝手に決めつけている方が多い。
そのせいで、保たれるべきであるペット様の”クオリティー・オブ・ライフ”が害されている。
このことは、子どもへの情操教育が主目的でペット様を飼い始める親たちだけではなく、ペット様の可愛さだけが先行して飼い始めた飼い主様たちにもいえる。

どんな飼い主様にせよ。
ペット様を迎えるのであれば、最低限、上記の知識は有しているべきだ。
それにプラスして、たとえば犬様を迎えた場合ならお散歩マナーを肝に銘じるべきであるし、猫様を迎えた場合なら室内飼いの徹底をすべきである。
ペット様を逸走させない責任と予防対策も軽んじてはならない。

しつこいようだが。
迎えたペット様に関する知識を親がしっかりと持ち合わせていなければ、子どもがそれらを正しく養うことはできない。

ペット様は情操教育のための道具ではない。
一つの、命ある存在だ。
だからこそ、人の親でもある飼い主様は、ご自分の子どもに間違った飼育知識と経験を植え付けてはならない。
ペット様とお子様のために、ご自身がもっと真摯に向き合い、ペット様の飼育についてもっと真剣に学ぼうとする意欲を持つべきである。

さらにいえば。
ペット様がその生涯を穏やかに全うできるまで、飼い主様方は強い責任を持たなければならない。
ペット様のお世話を面倒がって放置したり、ご家族のうちの誰か任せにしてはいけない。

どうか、変わらぬ愛情をペット様に――
私の願いはそこに尽きる。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉