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猫カフェの業務停止処分

ニュースなどで既にご存じの方々も多いと存じますが、4月21日、東京都墨田区にある猫カフェに対し、東京都が動物愛護法に基づいた業務停止処分を命じました。

理由は、猫様たちの適正な管理・飼養を怠っていた為とあります。
加えて、繁殖の制限・病気の治療についての東京都からの指導にも、店側は従わなかったようです。
結果、その店は、4月21日から30日間の業務停止となりました。

問題発覚のいきさつは、昨年11月、その店の利用客や近隣住民からの指摘・苦情が相次いだ事が発端でした。
翌月に東京都が立ち入り検査を実施したところ、開店当初は10匹程度の申請だった猫様たちが、62匹確認されたというから驚きです。
その劣悪な衛生状態から、多くの猫様たちに病気が蔓延していたそうです。
にも関わらず、店側は動物病院での診察にも連れて行かなかったと聞き及びました。

その後。
店側は、翌年2月に東京都から出された改善命令以降の3月までに、猫様たちを10匹に減らしたらしいのですが……。
その段になっても尚、飼養環境の改善までには至らず、業務停止処分の運びになった模様です。

ちなみに。
今回の処分を受けた店の責任者は、今後の改善努力を話したといいますが……。
同店のWebサイトに目を通した私は、唖然・愕然としました。

そのトップ画面には、

『休業のお知らせ 2016年4月21日?2016年5月20日まで休業しますので、来店予約はそれ以降で宜しくお願いします。アメーバブログ良かったら見て下さい』

との告知がなされているのです。
業務停止処分受けた事には直接的に触れず、あくまで休業と表現する神経を私は疑いました。
同店のブログは業務停止処分を受けた日も平然と更新されており、SNSなどでも、まさに驚天動地の騒ぎとなっています。

近年、爆発的に増えた猫カフェですが、その実態には賛否両論の意見が入り乱れています。
業種は違えど、同じ動物取扱業を営む者としては、命あるペット様を相手にする動物取扱業者の姿勢と信念を信じたい気持ちがあります。

ですが、以前のブログ(『平成27年度 『動物取扱責任者研修』を終えて 前編』『平成27年度 『動物取扱責任者研修』を終えて 後編』)でも触れた通り、命あるペット様を相手にするには首を傾げざるを得ない業者や人間も残念ながら存在するのです。

世に数多ある猫カフェの中には、猫様の殺処分回避を理念とした営業努力を重ねている店も実在します。
どれもが、処分を受けた同店のような真似をしているわけではないでしょう。

が、しかし。
ペット様にまつわる沈痛な事件や事態が、一向に減らないのも事実です。

そういった現況で、私たち一人一人に出来る事はなにか??
沈痛な事件や事態から、なにを学ぶべきのか――

私個人としては。
私自身が嘆き苦しみながら目を背けるだけではなく、気づき、悟り、目覚め、より向上を果たしていく事だと切に想うのです。
それこそが、やがて、沈痛な事件や事態の再発を防ぐ手立てに繋がると信じ、これからも精進していく所存です。

なにはともあれ。
同店の猫様たちに幸あれ。

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉