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理想とは…… 6

前回ブログ『理想とは…… 5』で、一般家庭で飼われているペット様の場合の虐待に該当する可能性がある例を書いたが、ペットショップやブリーダーなどの繁殖業者で売られているペット様の場合は、どうかというと。
それらに加えて以下が見受けられる際が、虐待に該当する可能性がある例だ。

・狭いスペース(排泄物とエサが混在した状態のケージ内も含む)に、ペット様が入れられっぱなしである
・狭いスペースにもかかわらず、過密状態で複数のペット様が飼育されている
・ペット様が過ごすスペースの掃除が行き届いておらず、排泄物の跡が残っていて、建物内及びケージ付近に悪臭がする
・温度や湿度など、ペット様に適していない環境で飼育されている
・成長段階に見合った量と回数のエサを与えていない
・ペット様の身体が汚れっぱなしである
・店内などの販売スペースに大音量の音楽が流れていたり、過度の照明にさらされ続けていたりして、ペット様が落ち着いて休息をとれない
・ペット様が体調不良や不健康な状態にもかかわらず、客に触れ合わせたり、散歩体験などをさせたりする
・出産後にもかかわらず、十分な期間(子が離乳し母体が回復するまでの間)を経ずに、また繁殖させる

”環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室”が定める動物愛護管理法の概要の中に、”飼い主の方およびこれからペットを飼う方へ”という項目がある。
そこには、

飼い主の方やこれからペットを飼う方へ
動物を飼うことは、動物の命を預かることです。飼い主は、動物が健康で快適に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。
人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。

飼い主の方へ
守ってほしい5か条
1.動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう
飼い始める前から正しい飼い方などの知識を持ち、飼い始めたら、動物の種類に応じた適切な飼い方をして健康・安全に気を配り、最後まで責任をもって飼いましょう。
2.人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう
糞尿や毛、羽毛などで近隣の生活環境を悪化させたり、公共の場所を汚さないようにしましょう。また、動物の種類に応じてしつけや訓練をして、人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう。
3.むやみに繁殖させないようにしましょう
動物にかけられる手間、時間、空間には限りがあります。きちんと管理できる数を超えないようにしましょう。また、生まれる命に責任が持てないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。
4.動物による感染症の知識を持ちましょう
動物と人の双方に感染する病気(人と動物の共通感染症)について、正しい知識を持ち、自分や他の人への感染を防ぎましょう。
5.盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう
飼っている動物が自分のものであることを示す、マイクロチップ、名札、脚環などの標識をつけましょう。

と書かれている。
これもまた”理想”の一つであるといえる。

だが、上記さえ守っていれば完璧な”理想”であるわけではない、と私は思う。
上記は、ペット様と暮らす上で必要な最低限の知識や心構えに過ぎないし、ペット様と私たち人間がより良く暮らしていける環境づくりの”理想”を追いかけ続けるべきだ。

最後にもう一度書いておく。

デジタル大辞泉の解説を引用すれば、”理想”とは本来、

り‐そう〔‐サウ〕【理想】

1 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。「理想を高く掲げる」⇔現実。
2 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とある。

ペット様の未来にさらなる幸あれ――

〈了〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉