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痛ましい事件に想うこと 前編

いくつもの媒体を通してニュースでも取り上げられているので、すでにご存じの方もいらっしゃると思うが。
先日、和歌山市の路上で、道に落ちていたウインナーソーセージをお散歩中の犬様が口にしてしまい、不幸にも亡くなってしまったという事件が起きた。

和歌山市生活保健課の発表によれば。
そのウインナーソーセージを調べたところ、カルバメート系の殺虫剤”メソミル”という指定劇物が検出されたという。
ご参考までに、経口投与した際の致死量は、体重1kgあたりの犬様で20mgだとされる。

今回の事件の報を受けて、私は自然と、痛ましい記憶で滲む過去を辿った。
毒入りの餌を使用して、犬様・猫様・小動物様類を死亡させた事件は、これまで幾度となく起きている。
被害に遭った彼ら、犬様・猫様・小動物様類たちに心を寄せると、ただただ沈痛に悶えるばかりだ。

実際、迷子ペット様の捜索を行っていると、それらの情報には敏感にならざるを得ない。
ご依頼を受けて捜索現場に伺ったところ、聞き込みをした周辺住人の方々から、やれ「あそこの家の人は犬嫌いだから……」とか、やれ「あの人は猫嫌いで虐待の疑いがある……」とか、やれ「〇〇という場所に、毒入りの餌がおかれているらしい……」などといった声を聞くことが少なくはなかったりする。

それらの話の中には、信憑性に欠ける噂レベルのものもあった。
だが、事実、毒入り餌と疑われるものを見かけたこともあった。
虐待を行っていると思われる証拠を見つけたこともあるし、無念にも、虐待に遭ったとしか思えないほど傷ついた迷子ペット様を、この目で発見したことだってある。

現状、飼い主がいるいないに関わらず、犬様は『動物の愛護及び管理に関する法律』で『愛護動物』として保護されている。
猫様・飼われているウサギ様なども、同法律で守られている生き物たちだ。

そういった動物たちを無差別に狙って傷つければ、最高刑が懲役2年の『愛護動物殺傷罪』が成立する。
飼い主がいる動物を意図的に狙った場合であれば、最高刑が懲役3年の『器物損壊罪』にも問われるだろう。

今回の和歌山市での事件はお散歩中の犬様が被害に遭ったわけだが、かなしいかな、いつ何時、ご自分の犬様が同じ目に遭うかわからない現代である。
そういった被害を防ぐ方法の一つとして、『昨今のペット飼育事情について 〜犬様のお散歩にまつわる事〜73』などのブログで触れたようなトレーニングを、犬様に経験させておくことが大事かもしれないとあらためて思った。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉