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飼い猫様の窃盗 32

飼い主様が住まわれているアパートの裏手、つまり玄関側は、住人専用の駐車場です。
そのぜんぶに借り手がいるわけではないようで、駐車している車はまばらといった具合です。

駐車場の向こう側には、数件の一軒家が立ち並んでいて、そのどれにも庭があります。

アパート前の道路を挟んだ側にも、ずらっと一軒家が立ち並んでいます。

逸走現場を簡単にいうと、前回ブログ『飼い猫様の窃盗 31』と以上のような立地となっています。

捜索対象猫様の特徴としましては、尻尾までふさっとした長毛種の猫様です。
その他の特徴を簡単にまとめると、

・全身のほとんどが白で、背中周りと尻尾の先にはシルバーの被毛が交っている
・去勢済みのオス
・年齢は3歳くらい
・体重はおよそ5kg
・臆病な性格
・瞳は薄い青みを帯びている
・赤い革製の首輪と迷子札(猫様の名前S・飼い主様の携帯電話番号が記載)を装着
・マイクロチップなし
・以前に逸走経験はなく、今回、はじめて外に出た

などになります。

上記の特徴からすれば、野良猫様と見間違えることはなさそうですし、何らかの事由で保護されたならば連絡があってもいいようなものですが……未だに有力な目撃情報が上がってきていないのは、『飼い猫様の窃盗 30』で前述した通りです。
ひょっとしたら、どこかの誰かがS君を保護したものの、次第に愛着が湧き、そのまま飼育している可能性もありますが……それについても、今のところ目星はついていません。

飼い主様がこれまでに行ってきた捜索は、以下になります。
逸走に気づいた初日は、20時過ぎ〜深夜3時まで周辺を歩き回ったそうです。
ですが、まったく消息を掴めず、一旦帰宅したといいます。

帰宅後はインターネットを頼りに、迷子猫様の捜索方法などを調べました。
しかし、調べれば調べるほど、一体どの捜索方法が正しいのか分からなくなってしまいました。
そのうちに朝を迎えてしまったので、とりあえずはいくつかの迷子ペット様掲示板の類にS君の情報を載せて、一睡もしないままご出勤なさったそうです。

その日の昼休みには、S君が迷子になってしまった旨の届け出を、行政機関や警察に済ませました。
そうして19時に帰宅すると、23時頃まで近所を歩き、S君の行方を捜しました。

ですが、まったく進展しない捜索に焦りを感じて家に戻り、S君の捜索用チラシを作成したようです。
それを、迷子ペット様掲示板の類に掲載し直し、チラシを投函しながらの捜索に戻りました。
けれども、前日の徹夜による体力の消耗と、S君の身を案じる傷心に耐え切れず、二時間ばかりの捜索しかできなくて帰宅し、間もなく寝落ちてしまったといいます。

〈続く〉

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉